ryusei24の日記

ラノベ紹介

12月のベロニカ作品紹介

お久しぶりです。龍聖と申します。

ブログを書くのは二回目になります。(1度消えた記事があるので本当は3回目)

今回は単巻作品で面白かった『12月のベロニカ』を紹介します。※ネタバレを含みます

過去にTwitterで呟いた自分の感想も載っけておきます。

https://twitter.com/ryusei8035/status/1527628946103496708?s=20

この作品は第14回ファンタジア大賞受賞作のエターナル・ラブ・ファンタジー作品です。ただ、14回の大賞受賞作ということで今の若い世代の人にも是非読んで頂きたいと思い紹介することにしました。

 

あらすじ:幼馴染の少女と交わした小さな約束。それを果たすために私は生きてきた。『ベロニカ』--女神ファウゼルに仕える巫女の事だーーになるため、彼女は14歳の時に都会に連れていかれてしまった。私は”ベロニカの騎士”となるべく、彼女を追いかけて村を飛び出した。だが、次代の神の代理人として重要人物となった彼女に、ただの田舎者でしかない私は会うことすら許されなかった。その時から私の旅は始まった。10年の間に、兵士からたたき上げ騎士になり、ついに”ベロニカの騎士”となる13人の候補に選ばれたのだ。だが約束が果たされそうになった時、事件は起きた。まるで何者かが私の運命を弄っているかのように・・・・・・。過酷な運命宿命に立ち向かう、純粋な男たちの有情と夢、愛そして闘いを描く!(BOOKWALKERより引用)

 

物語の構成としては、現実の話と過去の話が交互にくるような構成になっているので状況の変化についていくのが大変ですが、2回目読んだ時の方がすっと頭に入ってきました。話としてはファンタジー作品なんですけど、若干ミステリー要素が入っていますね。本格派ファンタジーというよりはトリックを成り立たせるための舞台になっているので王道ファンタジーを求めている人には少し違うかも。(↓ここからネタバレ含みます)

50年前の話と現代の話が交互にあるので最初は理解するまで時間がかかりました(笑)これが分かるとこの作品のからくりが一気に分かりますよね。ちなみに皆さんは友達と好きな人どちらを選びますか?

私だったら、友人を選んでしまうかもしれません。でもこの作品を読むと恋人を選んだほうがいいのかなと思いましたが、まあそれは状況によりけりでしょうけど…

ベロニカの騎士には不死身に成る事が、ハキュリーの過去の話から言われていましたね。このシーンは切なくも感動させられました。なんかこの作品の面白さを伝えたい思い記事にしているわけですが、言語化するのは難しいですね。最初は誇り高い騎士によるファンタジーなのかと思いきや…みたいな展開になるので引きまでしっかりしており、展開力の高さと構成の面白さが群を抜いており、これは大賞取るのは納得というかんじでした。あとがきにあったように2度目は登場キャラの心情描写に注目して読みましたが、より感情移入できましたね。

 

用語解説と、補足(個人名な視点)

寝物語・・・寝ながら、布団の中でする話のことを指す。要するに寝る時に読み聞かせるようなこと。

ベロニカ・・・花言葉は「忠実」「名誉」「明るい家族」「女性の貞節」ながあります。これらが由来とされるのは聖女ヴェロニカです。ここでは由来となった話を元ネタに使っている。

ピンクのヴェロニカ=「聖なるもの」

花自体の特徴としては4~11月が開花時期。園芸品としても人気が高く、春咲きや夏咲き、落葉性や常緑性など様々。プロポーズなんかでも贈られる。

フォークロア・・・民族衣装や民俗的工芸品の意匠やデザインを取り入れた被服やスタイルを指すファッション用語。ここでは比喩?

他にも都市や登場キャラの元ネタなどもあるか調べてみましたが、見つけれなかったので完全フィクションですかね。

(終わりに)ここまで駄文にお付き合い頂きありがとうございました。ここまで読んでくださってる方は既読読者かと思いますが、貴子先生の新作がいつか出ないかなぁと思います。同著の他作も時間を見つけて読んで見ようと思います。Twitter以外のコンテンツの継続は気まぐれなので更新頻度をあげられるように頑張ります。YouTubeの方も半年に一本くらいは更新していく予定ですので良ければそちらもチェックしていただけますと主の承認欲求が満たされます(笑)

では、また。2023/5/30

bookwalker.jp